『重度訪問介護と出会って』
大野隼人(ホームケア土屋 営業推進室)
入職以前は、常に時間に追われる仕事をしており、とにかく自分自身に余裕がなかったように思います。
「重度訪問介護」に従事して良かったことは、時間ができたことで、気持ちに余裕が出来て、周囲に優しくなれたこと、また本当に「困っている方々の手助けが出来た」と明確に感じたことです。
現在は、現場と掛け持ちで営業活動もさせて頂いております。
そうして気付いたことが、「重度訪問介護制度の認知度の低さ」です。
制度をご存じないばかりに、ずっと家族介護で疲弊しきっている方や、ADLの低下がみられても、介護保険のみで生活している方など、沢山の困っておられる方々のお話を耳にします。
営業活動では、そういったお困りの方や、ケアマネジャーさんへ「重度訪問介護」が、どのような制度で、どうやって使うのかをレクチャーさせていただいたり、また土屋が出来る事、認知度の拡大に努める活動をしています。
現在、重度訪問介護を利用している方々は、奇跡のような巡り合わせで制度利用している状況です。
これが国民の当然の権利で、簡易に利用可能な状況を、一日でも早くたぐりよせるべく、これからも活動していきたいと思います。
アテンダントとしての私自身も、これから入職、現場入りされる方も、クライアントとそのご家族は
「途方もない苦労と労力の末に土屋と出会ったのだ」
ということを再認識して、取り組んでいただけたらと思います。
プロフィール
大野隼人 ホームケア土屋 営業推進室
大学を中退し、飲食の道へ。専門学校時代に料理の大会で全国総合4位。
卒業後は京都の料亭に入職する。
その後大阪、東京、長崎で店長職、新店舗の立ち上げや売上げ、シフト管理を経験する。
肩を負傷した事がきっかけで介護の世界へ。
剣道三段、ふぐ取扱登録者、調理師免許、大型自動二輪免許、実務者研修取得
趣味は釣りと料理。
現在も飲食店オーナーから新しいメニューや人材育成の相談を受け、無償で対応している。