すべてのものにはクラック(ヒビ)があり、そこから光が差し込む。
鈴木暢大(ゼネラルサポートチーム)
いま私たちは何処にいるのだろうか。
未曾有のパンデミックと思われる出来事から2年と1ヶ月が経とうとしている中で居場所が定かになっていない。
これまで経験をしたことがない状況を前にして、どう動いていいかもわからないし、”こうすればイイ”と教えてくれる人もいるわけでもない。
それでも、もがき苦しんでなんとかしようとする人がいれば、軽くそのアクティブを否定する人がいたり、まったくそっぽをむいて自分の道をひたすら歩いている人がいたり、まったくもって様々なことばかり。
いろんな考えがあって、いろんな想いを持っている人がいて、いろんな行動をする人たちがいて何がなんだか訳がわからなくなることばかりだけど、それでも前を向いて一歩一歩と進んでいる。
小走りで、駆け足で走り抜けようとしている。
それでもみんなはじめてのことばかりなわけだから、自分があなたがみんながそれぞれできることをやれることをやりたいことを想い。
でもそれはとてつもなく不安で不安でどうにかなりそうな気持ちを抱えながら、平穏なあいだと無関心な狭間に苛まれながら私は、私たちは。これからの世の中をつくっていきたい。
小さな声を探し求め介護難民問題を解決しつつ、アテンダントのステータスや対価の向上を持続可能にみんなの人生を最大化する。
すべてのものにはクラック(ヒビ)があり、そこから光が差し込む。
There is crack in everything and that’s how the light gets in.
カナダのシンガーソングライター、レナード・コーエンの名曲「Anthem」の一節なんですが、台湾のデジタル担当政務委員であるオードリー・タンが大切に思っている一節です。
これは彼が目指している「誰も置き去りにしない社会」の思いがそこに込められていると思います。
“支援は、障がいがある人や、マイノリティだけに必要なものではありませんし、そもそも私たちは誰もがマイノリティです。みんなかたちが違うだけで、それぞれに弱さを抱えた人間であり、その弱さを共有することが大切です。”( オードリー・タン 自由への手紙(1)プロローグ前編)
私たちにとってのクラックってなんなんでしょう。
私たちが接する底知れない体験やリアルなクラックってどこからやってくるんでしょうか…
そこから差し込む光って、ヒカリってなんなんでしょう。
そんなクラックをクリティカルしたり、リジェクトしたりするのではなく、私は、私たちはそのクラックをリスペクトしていけば、サスティナブルなみんなの人生を最大化できるはず。
プロフィール
鈴木暢大 ゼネラルサポートチーム
ただ楽しく面白く。