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社会性、経済性、そして人間性について / 三浦仁義

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約3分

社会性、経済性、そして人間性について
三浦仁義(ホームケア土屋 久留米)

”社会性”を調べてみると「その場の空気が読めること」といった事が書いてありました。

なるほど!と納得のいく内容であり、介護現場や土屋で働いていく際にどのような事が当てはまるかを考えてみました。

重度訪問だけでなく高齢者介護を含めて、約15年介護業界に携わって来ましたが、利用者さんから好かれるスタッフ、他のスタッフから頼られるスタッフの条件の一つに、”気配り”が出来るスタッフが目に浮かんできました。

施設においての働き方では、全体的に物事を把握でき、利用者さん一人一人の状態をみて、臨機応変に対応できるスタッフは、まさしく”社会性”に適したスタッフであるかと思います。

更に他のスタッフの特性も把握し、スタッフの組み合わせによっては、表に立つ仕事をするし、時には裏方の仕事をする等、個人の仕事でだけでなく全体を俯瞰した際に、今、自分が出来る事を考えて仕事をしてくださるスタッフもいます。

重度訪問の在宅支援では、多数のクライアントの同時把握や、他のアテンダントの仕事状況を見る機会が少ないので”社会性”を養うには難しい環境ではありますが、今後の取り組みたい課題の1つです。

先に”人間性”について考えてみますと、人柄が真っ先にイメージが浮かんできました。

介護業界には色々な方が入ってきます。

未経験者の方も他業種経験の方には、介護の技術や経験値はこれから指導をしていけば問題はありませんと、毎回伝えております。

その方の人生経験や他業種での経験値が役立つ事の方が多いです。とお伝えしております。

重度訪問未経験でも高齢者介護の経験が長い人でも、高齢者介護での知識、経験、施設のルールが身体に染みついてる方ほど、在宅支援になじめず退職する方も多いので、私も高齢者から重度訪問に転職した際の苦労や考え方の違い等をお伝えしながら、クライアントの意思を尊重できるアテンダントを育てていく上で、まずは”人間性”の有無を見極める事が大切になります。

最後に”経済性”ですが、この”社会性””人間性”の方たちが面接に毎回来て頂けたら何も心配はないのですが、なかなか難しいのも事実です。

介護業界において、クライアントやその家族に土屋のアピールポイントをお伝えする際、一般企業の様に商品を扱っているのではない為、現場に入っているアテンダントが、一番のアピールポイントになります。

人の教育、人材の確保と介護における”経済性”には人件費が多くかかります。

良いアテンダントを育てることによって、クライアントやご家族からの信頼、土屋の信頼、今後の「小さな声」にも対応できる人財の教育。

株式会社土屋の発展の為にも、久留米事業所から一つ一つ、意識改革に着手していきたいと思います。

プロフィール
三浦仁義 ホームケア土屋 久留米

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