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社会性、経済性、そして人間性について / 片岡大介

社会性、経済性、そして人間性について / 片岡大介

社会性、経済性、そして人間性について
片岡大介(ホームケア土屋 高松)

今回で3回目のコラム投稿になります。

ホームケア土屋徳島から9月にホームケア土屋高松に異動してプレッシャーを感じながらも新たな成長機会を頂き、日々、勉強中の片岡です。

よろしくお願い致します。

まず社会性についてですが、私たちは主に障害のある方や高齢者に対する在宅での支援を行います。

その中で私たちが主に行っている重度訪問介護はどのようなサービスか知らない人たちも多いです。

私も15年間、介護の仕事をしていましたが重度訪問介護という言葉すら恥ずかしながら知りませんでした。

初めはアテンダントとしてクライアントに関わり、重度訪問介護とはどのようなサービスかを体感してOMになった今、私に求められる役割は一人でも多くの人に重度訪問介護を知ってもらい、重度訪問介護を必要としている人達にサービスを行い、クライアントの期待に応え、クライアントやアテンダントの皆さんと共に歩み、ソーシャルインクルージョンを実現する為に行動する事が私は重要だと思います。

皆さんは、知っているでしょうか?

重度訪問介護では重度障害者に対する入浴、食事、排泄介助など一般的な介助に加え外出なども支援に含まれますが、通勤や就労、就学などには利用が出来ないというルールがあります。

また、重度障害者が在宅ワークなどをしている場合などでも重度訪問介護を利用する事は出来ません。

企業側は介助者を必要とする重度障害者を雇用する場合はその費用を負担しなければならないため重度障害者の雇用に二の足を踏む状況になっています。

このような状況が重度障害者が自立をしたいと思ってもこのルールが壁になって自立する事を諦める人達もいます。

次に重度訪問介護を利用出来るのは18歳以上であること。
18歳未満の障害児は重度訪問介護を利用する事が出来ません。

利用する事が出来るのは居宅介護サービスや移動支援など短時間のサービスのみです。

重度訪問介護のような長時間のサービスはなく、短時間のサービスはパズルのように組み合わせなければならず、上手く組み合わせられなければ保護者の方が介助するしかないのです。

保護者の方が介助するしかないとなれば保護者の方は仕事を辞めたりするしかありません。

そのような状況になると経済的に苦しくなったり、疲弊して子供達の将来を悲観して悲しい事件などが起ったりしてきたと思います。

そのよう状況にならないためにも18歳未満の障害児でも重度訪問介護を利用出来るようになれば保護者は仕事に行くことや休む事も出来きるのではないのでしょうか。

制度を整え、重度障害者の方が経済的に自立することが出来れば自由と多様性が共存した社会になるのではないかと思います。

次に経済性についてです。

高齢者の訪問介護や障害者の居宅介護と違い、重度訪問介護は1時間当たりの報酬単価は長時間の利用を前提としているため、他の訪問介護事業と違い、報酬単価が低めです。

事業所としては収益を上げて事業を継続しないといけないため事業所側は短時間のサービスで報酬単価の高い訪問介護や居宅介護を優先する事業所が多いです。

上司に「お金を稼ぐために福祉をするのではなく、福祉をするためにお金を稼ぐのです。大切なのは、この順番を間違えないこと。」と言われ感銘を受けました。

重度訪問介護も適正な利用をすれば自社で収益を上げながら事業所として継続して運営していくことが出来ます。

そのために必要なことは地域格差などをなくし、ビジネスとして成立するような仕組みが必要だと私は思います。

次に人間性についてですが私の理想は当社の12のバリューを体現出来る人です。

12のバリューを一人で体現出来る人は恐らく、居ないと思います。

私もこれらのバリューの内、体現出来ているとはっきり言える項目は少ないと思います。

だからこそコーディネーターやアテンダントの皆さん、クライアントや相談員さんなど関わる人達全員で少しずつ持ち寄り、合わせることで12のバリューが体現出来きるようになれば素晴らしいと思いますし、その為に私自身も今よりひとつでも多く実現出来るよう努力して参ります。

プロフィール
片岡大介
ホームケア土屋 高松

050-3733-3443