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社会性、経済性そして人間性 / 近藤祐輔

社会性、経済性そして人間性
近藤祐輔(ホームケア土屋 静岡)

今回は、社会が抱えている問題を土屋で働いている環境下において自分なりに考えてみました。

まずは、社会性について考えてみました。

ここは考えるまでもないぐらいに私たちが行っている仕事はとても社会性が高く大変貢献できている業種に当たると思います。

中でも我々がメインに行っている重度訪問介護の分野においてはニーズが非常に高くあるのに重度訪問介護の事業所はとても少なく参入しない所が多い状態です。

重い障害があっても自宅で生活を望まれる方は多くいますが、それを可能にするには常に1対1の関係で支援を行うため、スタッフ数も必要になりますが一人一人の従業者のスキルとメンタルも高くないと支援を継続していくのが難しく、会社として一人の生活を支えていく事はとても困難な状況も起こります。

いろいろと考えると、とても会社として運営していくのにはリスクがある分野なので参入してくる企業も少ない状況でもある市場です。

同業者が少ない状況だとニーズが少ない事も考えられますが。

しかし、福祉業界での重度訪問介護を必要としている方々は多く見えるので、ビジネスの視点から見た時でも成功できる分野だと考えられます。

しかし必要とするニーズがあっても受けることができるスタッフの確保や教育が課題とはなってきますが、幸いにも私たちの会社は発展途上にありますが全国展開ができるまでの規模になっており、雇用から教育までの流れも形になってきております。

まだまだ課題はある状況にはありますが、社会性と経済性を両立できる会社へと成長していると感じられます。

福祉業界には抱える問題は多くあるようで、重度訪問介護と言ってもそれを使う人達の障害の種類は様々で身体、知的とでかかわり方も全然違うものになります。

重度訪問介護の仕事を通して初めて見えてきた社会的な問題にも解決ができるように取り組んでいく事が出来たら社会性に富んだ会社ができると信じて頑張っています。

この仕事をするようになり自分自身も誰かに必要とされる喜びをとても感じて仕事以外にも影響が出てきているようで、以前まではあいさつなどあまりしなかったような近所の高齢者の人たちにこちらから声をかけて挨拶をしているようになってもいます。

福祉業界の仕事は一般的に見ると人気のない業種になってしまうと思います。

私もやはり最初は不安でしたが今では自信を持って自分の仕事に誇りをもって取り組んでおり、仕事、プライベートと充実した日々を過ごすことができております。

プロフィール
近藤祐輔 ホームケア土屋 静岡

050-3733-3443