箱根駅伝予選会
雪下岳彦
スポーツの秋!
いよいよ大学駅伝のシーズンがやってきました。
子供の頃から、お正月の楽しみといえば箱根駅伝。
1月2日と3日はテレビの前に張り付いて、箱根駅伝を見るというのが、毎年のお正月のスタイルです。
私が卒業した順天堂大学は箱根駅伝の常連。
テレビからの応援では飽き足らず、ここ何年かは沿道まで応援に行っていました。
初めて見に行ったときは、復路のゴールである大手町に行きましたが、人がすごく多くてランナーが通る車道が見えず、いつの間にか全ランナーが通り過ぎてしまいました。
そこで、翌年からは大手町より手前にある母校OBの応援場所に行ってみたら、しっかりとランナーを見ることができました。
10区間でつないだ襷を掛け、ゴールを目指して懸命に走る選手の姿は美しく、母校以外の選手にも声援を送ってしまいます。
今では、同級生も多く見に来るようになり、お正月の恒例行事になっていました。
そして、先日、箱根駅伝予選会が行われました。
順天堂大学はシード権を持っているので、予選会は免除です。
予選会は心臓に悪いので免除はありがたいです。
一方、私にはもう1チーム応援しているところがあります。
それは、メディカルサポートをしている駿河台大学です。
ここ数年の予選会でもあと一歩まで来ていますが、まだ箱根駅伝への出場経験がないチームです。
その駿河台大学が箱根駅伝予選会を見事8位で通過し、初の箱根駅伝初出場が決まりました!
これで、来年の箱根駅伝には順天堂大学と駿河台大学の両チームが出場となり、楽しみが倍増です!
今年はコロナの影響で無観客の駅伝となり、応援に行く事は出来ませんでした。
来年の箱根駅伝はどうなるか、まだわからないところもありますが、応援に行けたらいいなと思っています。
プロフィール
雪下 岳彦(ゆきした たけひこ)
1996年、順天堂大学医学部在学時にラグビー試合中の事故で脊髄損傷となり、以後車いすの生活となる。
1998年、医師免許取得。順天堂医院精神科にて研修医修了後、ハワイ大学(心理学)、サンディエゴ州立大学大学院(スポーツ心理学)に留学。
2011年、順天堂大学大学院医学研究科にて自律神経の研究を行い、医学博士号取得。
2012年より、順天堂大学 医学部 非常勤講師。
2016年から18年まで、スポーツ庁 参与。
2019年より、順天堂大学 スポーツ健康科学部 非常勤講師を併任。
2020年より、千葉ロッテマリーンズ チームドクター。
医学、スポーツ心理学、自律神経研究、栄養医学、および自身の怪我によるハンディキャップの経験に基づき、パフォーマンスの改善、QOL(Quality of Life:人生の質)の向上、スポーツ観戦のバリアフリーについてのアドバイスも行っている。