ぷくぷく姫のさえずり No.3「コロナに影響された 第3弾」
水島恵
ぷくぷく姫の夏~秋。
コロナ禍に影響された昨年に続き、今年になって感染者拡大の中、昨年以上の影響が我が家にもやってきたことを前号でお話しました。
今回も続きになりますが、No.1、No.2と違うのは悪影響だけではなく、嬉しい影響のお話もあります。
でもまずは、やっぱり悪影響のことから。
それはマスクによって起きること。
私は週2回、近所のお店にヘルパーさんと買い物に出かけたり、月1回は銀行や郵便局に出かけます。
銀行ではATMでの作業なので問題は無く、郵便局では局員さんがハッキリした声でやりとりしてくださるので問題無し。
問題は週2回行くお店でのこと。
それは特にお支払いのレジで起きます。
「○○円です」か「○○円になります」と言ったのだろうと想像はつくが、大事な「○○円」が聞き取れない。
店員さんはマスクをしている上にレジ台の所にシートがぶら下がっていて聞こえにくいんです。
聞き返すことも結構多く、恐縮してしまいます。
でも、度々同様なことが起きれば、意識的に発声してほしいものだと感じたりします。
マスクを着けて会話をすることで、私だけではなく、性別・年齢・障がいに関わらず大部分の方が聞こえにくい影響を受け、不自由さを感じているに違いないでしょう。
フェイスシールドをしている方もいるでしょうが、大部分の方はマスクでしょうし、聴覚障がい者は口の動きがわからないという不自由を感じながら過ごしています。
視覚障がい者が歩行する時は、聴覚だけでなく、嗅覚や皮膚感覚などもフルに使っています。
マスクをしていると空気を感じるのが鈍くなります。
匂いも鈍感になりやすいし、頬も隠れて空気を感じにくくなります。
額で懸命に感じようとしていますが、やはり顔面全体の皮膚で感じてこそ確実で安心できるんです。
ヘルパーさんや晴眼者に同行していただく時は問題無いのですが、一人で歩く時は、電柱やエンジンをかけていない車を避けるため、顔面全体の皮膚感覚に集中するのですが、鈍って電柱や車を感じることができずぶつかってしまうことも起きています。
人混みを歩くのではない時、マスクをはずそうという思いがよぎるのですが、感染予防対策をしていない人だと誤解されたくなくてマスクをはずす勇気はありません。
マスクをしていない人を見た時、感染予防してない人だと決めつけず、何故?と想像力を働かせたり考えたりしてくれる人々が多数だと臨機応変でいられて楽になれると思います。
マスクの件だけでなく、色んな場面でも決めつけず問いを持ち、想像したり考えることは必要で、そこから確認や情報を得たり学んだりすることができると、みんながお互いを理解したり許可できたりして楽に生きられますね。
色んな場面で想像を働かせるのは良いことかと思うものの、あれこれ想像し過ぎて判断を誤ることもあるので難しいこともあるのですが。
そんなお話は次回に・・・。
さて、コロナによる影響は悪いことばかりではありません。
世間ではよく聞く話として、夫がまたは夫婦ともにリモートワークになったことで、家族間で関係性が変わったという話があります。
良い方へ変わったケースもあればうれしくないケースもあるようです。
我が家も夫が今年6月から週1ペースでしか出勤できなくなっています。
次男は土曜日午後だけ生活介護に行っている他は家にこもっています。
家族全員一日中顔を会わせているのです。
私は、最初気が重く感じていましたが、それぞれの興味ある話をしたりして会話がさらに増えて賑やかになりました。
そして、夫は職場に毎日何をしたか報告が必要で、ほとんどはマッサージを施行しての報告というわけで、私はほぼ毎日マッサージをしてもらっています。
腰痛・肩こり・膝の浮腫と色々あるので、とてもうれしい時間が確保できています。
年内はこんなペースで過ごせそうです。
プロのマッサージ師が家に居ても毎日出勤していたら、遠慮して頼んだりできないので、コロナ禍終熄までのうれしい一時です。
コロナで色んな制限をして生活しているんだから何かしら喜びを感じることもないとねー。
あまり積極的にはなれなかったけれど、家族みんなワクチン接種はしました。
とにかく一日も早くおびえなくてもよい日常が来ますように!