介護職はたのしいよ 苦手なことがあってもできる~苦手の観察は自分の人生の整理整頓~/ 熊谷真代

介護職はたのしいよ 苦手なことがあってもできる~苦手の観察は自分の人生の整理整頓~
熊谷真代

介護の仕事を初めて19年ほどになります。

介護の仕事は「楽しい」です。
だからここまで続けてこられているのだと思います。

介護をする上で必要なことは、コミュニケーションだと思います。
介護の仕事は人対人になります。特に訪問の場合は1対1の関りなので、特に必要と感じます。

とはいうものの、私自身人と話すことや関わることはあまり好きではなく、日常でもちょっとした知り合いと1対1で話しをするとなると何を話せばいいのかわからなく苦痛に思ってしまうことも多々あるくらい苦手です。

介護職になりたての頃は、何を話せばいいのか、どのように声掛けをすればよいのか、会話を続けるにはどうしたらよいのか悩みました。

最初の勤務先は、病院勤めで、周りはよく話す目上の方ばかり、みんな次から次へと言葉が出てくる、出てくる。
喋りが得意ではない私には羨ましいかぎりでした。

話すのが苦手な私には到底真似することなんてできませんでした。

そんな中、私はまず日常の小さなこと(天気やニュース等)から話すことで少しずつ会話が続くようになり、そこからまた会話が発展していくこともあり、長く話せるようになっていきました。

ニュースなんてほとんど見ていなかった若かりし頃も、会話のネタになるものを探すのにいろいろと見ていました。
今もニュースネタは必須ですが笑

話しをすることは今でも得意ではありません。苦手なままです。
でも介護の仕事中は、クライアントとの会話や、声掛けをしながらケアをすることはとても楽しいのです。

介護の仕事を初めて数年は、話すことを探し、考えるから自分も苦痛になってしまって辛くなってしまうこともあり、難しく考えていたのだと今では感じています。

ある時からごくごく普通の日常会話をしているだけでもクライアントとの会話が弾むようになり、クライアントも笑顔になり、楽しそうに話しをしてくれているのに気づきました。

もしかすると考えすぎて自分に笑顔も消えていたのかもしれないと今では思います。

コミュニケーションを図る上では言葉だけではなく、表情や声のトーン、しぐさ等すべてにおいて相手への印象は変わってくるのではないかと感じております。

自分が苦手でも考えたりすることで、考え方で変われると感じています。
これからも介護職を続けていきたいと思います。

◆プロフィール
熊谷 真代 ホームケア土屋 白石

ホームケア土屋白石管理者 
今の癒しは愛犬と戯れること。
帰宅すると仕事の疲れなんて一瞬で飛んで行ってしまうほどかわいくて癒しです。

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