初めて介護をする方へ~『介護職としての私の工夫「クライアントとの関係づくり」って?』~
熊谷真代
私は介護の仕事に携わってきて、もうすぐ20年目になります。
介護の仕事は、「決められたことを決められた通りに淡々と行えば良い」というものではなく、人対人とのお仕事のため、コミュニケーションがとても重要になってくると感じます。
コミュニケーションを図り、クライアントとの関係性作りが必要だと感じております。
重度訪問介護や訪問介護は特に、この関係性が作れるか作れないかで、仕事をしていく上で大きく変わってくるのではないかと感じます。
私自身、介護を始めた頃は、「コミュニケーション」といっても何を話してよいのかわからず無言になってしまったり、苦労することが多かったものです。
今現在もですが、小さいころから人と話すことがとても苦手で、知り合いであっても、1対1になると何を話せば良いのかわからなく、苦戦することも多々ありました。
そんな私ですが、介護の仕事中は、饒舌とまではいかないものの、クライアントと話しをすることができ、時には笑いあったりすることができるようになりました。
私みたいに、話しが苦手で何を話したら良いのかなと不安に思う方もいると思います。
私自身も介護の仕事を始めた頃は、何を話してよいのかわからなく、早く時間が過ぎてほしいと思うことも多々あり、苦戦しました。
最初は日常の身近な話題、天気であったり、ニュース等で取りあげられている内容、自分の話を切り出してみたりしました。
そんな会話から少しずつ慣れていき、支援中は考えずに話すことが出来るようになりました。
今感じることは、訪問は特に、すごく内容の濃いお話しをするのではなく、たわいもない話をしながら支援を行っていると、クライアントさんはかしこまり過ぎず、心地よくその時間を過ごしていただけるのではないかと感じています。
あくまでも、私自身の経験してきたことであり、クライアントすべてがそうとは限らないと思います。
最初は難しいかもしれないですが、経験していく中で相手のことを理解していけるようになり、その人その人に合わせた対応方法もわかってくるのではないかと感じます。
不安に思うこともあると思いますが、先輩や上司に相談することも出来ます。
介護の仕事は、人対人の仕事のため、難しいところもあると思いますが、うまくいけばとてもやりがいがある仕事だと思います。
◆プロフィール
熊谷真代 ホームケア土屋 白石
ホームケア土屋白石
管理者 熊谷真代
食欲の秋ですが、体重減少のために日々ダイエットに励んでいます