安心してください!「間違い」も価値があります!~良いチーム作り~
関口隆宏(ホームケア土屋 北海道)
事業所の規模が大きくなるにつれて、一人で出来る事には限界があり、「良いチーム作り」をしないと、達成できない事が多くある事を、日々痛感しております。
訪問介護の現場では、利用者さんと介護員の 、1 対 1 の支援が基本となります。
さらに、現場に直行直帰の場合が多い事を考えると、いかに共通意識を持って孤立せずに「良いチーム作り」を出来るかが、円滑な業務の遂行には必須になると思います。
第一に大切だと感じているのは、チーム全員が細やかに情報共有をして「共通認識を持てるか」が大きなポイントになります。
業務の上で、どんな小さな情報でも無駄な事は無いですし、チームの誰かが、「自分だけが知らなかった」と言う事が無い様にしていく事が大切だと考えます。
正しい情報共有をする為には
- 「わからない事はわからない」と発信できる環境
- 「個人が発信できる発信力」
- 「間違えても発信する勇気、習慣」
- 「自分がもし間違えても、他のメンバーには貴重な情報としてメリットがある」
など、発信すること自体に、より多くの良い効果がある事を認識して、そんな懐の深さを一人一人が持ち、会社の文化にしていく努力が大切だと感じています。
「この会社は常に情報共有をしてくれる。」
「わからない事にも丁寧に対応してくれる。」
そのような共通認識が根付き、メンバー皆が、共通の意識を持ってもらえるような環境づく りができれば、チームワークは、自然と高まっていくと思います。
現在私が所属するチームでは、月に一回程度、介護技術を向上してサービスをより良いものにするために、テーマを決めて全体の会議(グループチャットを利用)を実施しています。
全員が一言以上、自由に発言をしています。
それぞれの発言には個性があり、皆さんの人柄や考えが、メンバーの誰かが発言するたびごとに分ってきます。
訪問介護の事業所の場合、同じ会社で働いていても、会う機会が無い場合もあります。
チーム全員がそろって、直接会う機会を設けることは物理的に無理ですが、メンバーの考え方がお互いに理解されれば、よりチームに親近感も湧いてくる事もあり、技術向上以外にも、一体感が生まれ、相乗効果がでてきます。
今後も継続して取り組んでいきたいと考えています。
チームワークが良好になれば、メンバー間の信頼関係も構築されやすいと思います。
自然にチームとしての結束力が高まり一体感が醸成されますので、組織としてのパフォーマンスの向上も期待できます。
個人の能力は人それぞれ得意分野、不得意分野があります。
お互いの個性や能力を認め合い、切磋琢磨することにより、自信が持てる様にもなり、モチベーションの向上に役立つと思います。
また、メンバー間で良い関係が構築されると、難しい状況に直面する事があっても、お互いにフォローしあい、乗り切る事が出来るはずです。
一人一人が目標を持ち、今できることに価値観を見出し、様々な視点から異なる発想が出てチームに良い刺激を与え、新しいプランを生み出しつつ、共通の目的に突き進んでいく。
このような環境を作る事が、「強いチーム、楽しいチーム作り」に繋がって行くと思います。