今身の回りにある幸せに気付くー2022年の抱負ー
近藤優美(ホームケア土屋 松山)
う---ん今年の抱負------???
近藤優美として、もしくはオフィスマネージャー近藤としての抱負を掲げるかとても迷ったのですが、どちらの私にとっても共通し心に刻みたい志を2点述べたいと思います。
ある日、13才の長女が私にこう話かけてきました。
「ねぇ、私日本にうまれて本当にラッキーよね。お腹が空いたらご飯たべられるし、学校行って勉強できるし、ママおるし、仲いい友達もおるし。最近いつも思うんよね、私ってホント幸せって‼」
急にどうした?なんか変なもの食べた?と驚愕しながらも、なぜそのようなことを思ったのかを訊きました。
すると、前々から漠然と幸せは感じていたけれど、学校の授業でシリアやアフガニスタン等世界で起こっている紛争問題に触れ、いかに自分たちが恵まれている環境下にいるかを再認識したそうです。
そして、彼女は私にこう言いました。
「ママ、いつもありがとうね。」
私はデキた母親ではないのですが、自分の子どもから感謝の言葉を掛けてくれてうれしかったのと同時に、自分の言動を省みました。
これまで私って愚痴ばかりだったのかもしれないな...
良いことより悪いこと、イケているところよりイケていないところ、足りていることより足りていないことばかりに目を向けていたのだとハッとしました。
今までこの当たり前のことに飽和状態になっていて、感謝することに疎かになっていたように思います。
いまこうして土屋で素敵な仲間たちとお仕事ができていること、愛する家族がいること、健康であること、普段の何気ないことが本当はとても有難いことなのです。
今年はすべてのことに感謝する心を忘れず、驕ることなく邁進していきたいです。
私の家の近くに安くておいしい行きつけのうどん屋さんがあるのですが、その店内には「いろは歌」が書かれた額が飾ってあります。
「いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす」
このいろは歌ですが、私が中学生の頃に習った時はただ発音がおもしろいという短絡的な感想しかありませんでしたが、実はとてつもなく素晴らしい歌だったのだと随分あとになって知りました。
普通、仮名文字を全部1回ずつ使って意味のある文章を作るのは非常に難しいことです。
しかもそれに加え、とても素敵なメッセージが込められています。
あまりにも有名ですので歌の訳は割愛しますが、ざっくりいうと諸行無常、千変万化ということです。
要するにこの世の中に変化しないものは何ひとつなく、良いことも悪いことも繰り返し起こるという意味です。
しかし、私の今までの生き方はなるべく波風が立たないよう現状維持に努めてきましたが、そのことはこの自然の摂理とは逆境していることだと気づきました。
ここ数年、新型コロナ流行により私たちはライフスタイルや働き方などの急激な変化を受け入れることを余儀なくされました。
このような困難な状況でも、この教えを念頭に置いていれば、たとえ災難が降りかかったとしても、いつかまたきっと晴れる日が来ることを信じられます。
今後はどんな変化であっても一喜一憂せず、そのことを受け止め乗り越えて行こうと覚悟を決めたいと思います。
プロフィール
近藤 優美(こんどう ゆみ)
愛媛県今治市出身、在住
2児の母
ラーメンとお好み焼きが大好き
2000年 福祉系の大学で社会福祉を学ぶ
卒業後、老人保健施設や特別養護老人ホーム、通所介護、グループホーム等様々な福祉サービスを経験し、介護福祉士資格を取得
2020年 株式会社土屋に入社
松山事業所の管理者兼サ責に就任
2021年 四国初の女性オフィスマネージャーとして奮闘中