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もう一度、無我夢中になってみませんか~未経験からトライした介護の実際~ / 大栁卓也

もう一度、無我夢中になってみませんか~未経験からトライした介護の実際~
大栁卓也

近年、求人情報誌やフリーペーパーで「介護職」の求人が多く見られます。

情報誌を見るのが好きな私は、どんな場所で?給料は?休みは?介護対象者は高齢者?...位の気持ちで見ていたのが正直なところです。そんな私がなぜ未経験から介護の世界にトライしたのか?

前職の大半はゴルフ場での接客・営業等。

お客様に心から満足していただける場の提供をしてまいりました。お客様との何気ない会話だったり、ふれあいがとても好きで、気が付けば約四半世紀勤めてきました。

その中で、何年か前に大好きな祖母が病気を患い、自力で呼吸ができなくなり、人工呼吸器をつけ、声も出せず、本人が辛い時に当たり前ですが何も出来なかった自分がいました。

看護師さんみたいに専門的な知識はなくとも、人と接すること、身の回りのお世話等をして、少しでもお役に立ちたいと思うようになり、求人情報を検索していましたら、検索トップに出てきた「介護職」、さらに詳しく検索しましたら、ほとんどというか、聞いたことがなかった「重度訪問介護」。

「重度」って、字のごとくかなり重症な方を介護?経験者の人でなければ応募できないの?等、頭の中に疑問がたくさん出てきました。

そこで調べてみると、「無資格・未経験で応募できること」、「1対1でその家族の為に寄り添っての介護が出来ること」を知り、これなら人の役に立てる仕事だと思い、転職を決めました。しかし、転職を決意したものの、年齢もかなりいっているし、何社も転々としてきた私を採用してくれるはずがない――、今までもそうでしたので、面接で自分の介護に対する思いをぶつけつつ、半分以上は諦めていました。

そんな私を「履歴書の経歴はどうであれ、介護に対する思い(熱意)がとても伝わりました」と言って頂き、採用となりました。本当に感謝しかございません。

色々な準備を経て、いよいよ支援初日。他事業所の方とクライアント宅を訪問しました。

手とり足とり教えて頂きながら、必死でケアを行いましたが、当たり前ですが思った通りにはケア出来ませんでした。それでもメモを取り、何回も質問したり、アドバイスを頂きながら、クライアントに不安な気持ちを与えないよう、ケアしていきました。

徐々に慣れてきたら、クライアントやご家族とコミュニケーションをうまくとりながら、より良いアドバイスを頂き、クライアントが求めるケアが少しずつ出来るようになり、「ありがとう」という言葉を頂きました。その時の気持ちは今でも忘れません。

「人の役に立ちたい」「喜んでもらい頼られる存在になりたい」。このような気持ちで、無資格・未経験で入社した私ですが、今、コーディネーターとして働かせて頂いております。介護の仕事に就いて約1年半経ちますが、覚える事が山ほどあります。少しずつですが、前に進んでいきたいと思います。人の役に立てる喜びを感じ、全ての方々に感謝し、この仕事に自信と誇りを持ち、成長出来るよう、笑顔を絶やさず、感謝の気持ちを忘れずチャレンジしていきたいと思います。

プロフィール
大栁卓也 ホームケア土屋 弘前

青森県青森市出身 
昭和48年8月22日、大栁家の長男として生誕。

実家は自動車修理部品販売・解体業を経営、父は祖父と従業員1名と一緒に経営、母は婦人服販売のアルバイトをして生計を立てる。家族は祖母と姉と母の妹がいる。

小学校入る前から父と2人で毎日野球漬けの毎日で精神を鍛えられる。小学校に入学して4年生で野球部に入部。4年生からベンチ入りを果たし、5年生ではエースナンバーを勝ち取り、大会優勝に貢献する。中学・高校でも野球を続けて、甲子園に手は届かなかったが、県ベスト8入りをして、悔いの残らない野球生活を送ることができた。

コンピュータの専門学校に入学し、その筋の道に進もうと奮闘するも、勉強についていけず、当時アルバイトをしていたスポーツ量販店にそのまま正社員として入社。競技スキーをしていた経験と野球で培ったスキルを発揮すべく、売り上げに大きく貢献する。

順調に進んでいた仕事ですが、店舗閉店が決まり、そのまま退職。
その後、父の知り合いからゴルフ場勤務の話を頂き、ゴルフ場に勤務。接客・販売は全く苦にならず、お客様とのコミュニケーションを重点的にする事に集中し、他方から会食などのお誘いが来るようになる。
ゴルフ場の上司が交代になり、経営方針の転換により、体調を壊し、やむなく退職。

そこから転々と仕事を変え、続かない自分にどうしようもなく腹が立つ。
年齢が年齢で、どこもかしこも書類選考で落選。自暴自棄になっていた時、ふと思いついたのが「人の為に役に立つ仕事がしたい」

その気持ちが強くなり、ダメもとで応募して、こんな私を雇ってくれた、今までの仕事とは全くの畑違いの「株式会社土屋」入社。常勤アテンダントとして重度訪問介護の支援に無我夢中になり、更なるスキルアップの為「実務者研修」の資格を取得。

無資格・未経験で入社した今は、2023年6月1日付けでコーディネーターに昇格。
現在に至る。

家族構成:妻・子供2人(小学5年生の娘と小学1年生の息子)
趣味:ゴルフ・野球・スノーボード・カラオケ
特技:トランポリン

また、近年全日本スキー連盟公認スノーボード指導員を取得し、スノーボードの楽しさを全世代に伝えています。
誰にでも大きな挨拶のできる、子供が大好きな、優しさであふれているタイプ

050-3733-3443