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言葉のイメージをとらえなおすという「成長」の道 / 野村義稀

言葉のイメージをとらえなおすという「成長」の道
野村義稀(ホームケア土屋 九州 セールスマネージャー)

18:00の終礼。事務所にて。

「野村ァァ!今日の『成果』は⁉」

「訪問57件に対して進捗3件です。すみません。このあと進捗10件になるまで帰りません。」

「当たり前や、散歩してたんか。よーその状況で帰ってきて報告できたな。はよ行ってこい‼」

21:00の結果報告TEL。

「『成果』出たんやろな⁉」

「今訪問終わったところで進捗7件まで伸びました。あと3件です。」

「まだ終わってないんか⁉次のシフトの人たちが出てくる時間やから、ターゲット変えて行ったら会えるやろ。」

土屋に入職する前は、こんなハードな営業職で働いていました。

すごく刺激的な日々を楽しく過ごしましたが、この生活で『成果』という言葉が凄く嫌いになりました(笑)

しかし、『成果』というものは仕事をしていると必ずついてくるもので…

「なんかしんどいなー。仕事に追われてるなー。」とネガティブ思考。

『成果』というものに自分自身が間違った拘りを持つことで自分を追い込んでしまっていました。

今考えると成功も失敗もすべてが“前向きな成果”であったのに…と恥ずかしくなります。

「手段と目的の違い」をコラムでも言われていますが、まさにその通りです。

土屋で求められる『成果』というものは全く違うもので、大きく分けて2つあると考えています。

まずは「目に見える成果」です。

世の中ではこちらの成果が注目されがちだと感じます。

テレビでも…

【○○株式会社 年商◯億円!その仕組みは??】

【個人で年間◯万件販売!売れる販売員の秘密とは⁇】

と数字で目を引くものも多いです。

会社単位で考えると企業規模の大きさ、個人単位で考えると行動量やその結果。

表面上の話ですが、初見の人や外部の方々にはすごく効果的なものだと思います。

私が重要だと考えるのは「目に見えない成果」。つまり中身です。

大きな結果の中には、主役以外にも様々な登場人物が必ずいます。

“年商◯億円の会社”にも“売れる販売員”にもそれを支えた仲間や大きな壁になった存在があります。

土屋では幅広くクライアント(利用者)にケアを提供するために、株式会社という形を取りました。

アテンダントの皆さんがケアに入ることで、クライアントの方々の在宅生活を守ることができる。

これも大きな成果のひとつではないでしょうか??

この成果に対して、感謝や称賛をすることで会社全体が前に向いて盛り上がるものだと信じています。

土屋では「RECOG」というアプリを使ってアテンダントの皆さんが互いに感謝や称賛できる環境を作っています。

しかし、まだまだ全体への浸透も足りておらず、もちろんアプリの苦手な方や見られることが恥ずかしい方も居られるので「RECOG」に依存するだけではいけません。

私自身も『成果』という言葉の正解はまだまだ模索中ですが、全員が自然と成果を認め合う環境かつ無意識に成果を出せる環境になればいいな。と日々感じながら過ごしています。

プロフィール
野村義稀 ホームケア土屋 九州 セールスマネージャー

050-3733-3443